認知機能評価の基本原理について

「タッチエム」の脳の認知機能評価方法

視空間認知と順序性認知の課題刺激を捉えて再現する過程を評価することを基本原理にしています。
視覚からの情報を得て記憶する過程においては、眼球の動きによって対象物を認知・注視し記銘がなされます。その記銘が対象物の出現にそって順次行われます。しかもその対象物が左右あるいは上下に出現するのを認識しながら記銘されます。そして、再生においては一番古い時間の対象物から順次に再生が行われます。このとき記銘された情報はワーキングメモリーにて正しく保持されていなければなりません。
従って「タッチエム」において問題を解決する際に要求される脳機能は主として

  1. 場所固定の機能:色の付いた場所とその移動の認知をするため⇒「視空間認知機能」
  2. 順序固定の機能:色の付いた場所の移動順番を認知するため⇒「時間順序認知機能」
  3. 解答するための情報保持:色が全部付き終わってタッチを終了するまで場所と順番を記憶しておく「ワーキングメモリー機能」の3点が挙げられます。

自動車運転と視空間認知、ワーキングメモリーの関連

運転に必要な情報は、視覚情報による周囲の空間位置・配置の認識であり、左右前後の認知情報を集めて運転に生かす。また、その際ハンドル操作やブレーキ、アクセルペダルの操作を判断や決断をするまで、これらの認知情報を保存しておくワーキングメモリーが、走行する運転時には極めて重要な機能と情報になる。
「頭の元気度検査」タッチエムは、この視空間認知機能とワーキングメモリー機能の双方を同時に評価する方法であるため、運転適性を的確に評価することが出来ます。

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